タマネギしみる

かぞくをもっていることがリスキーひとのいのちをけずらずにすまない

帰宅して深夜にオニオンスープ煮るバランスを煮るタマネギしみる

1年前に書きためた歌から2首。
ものごとがうまくいっている時は、いい気になってはいけない、人に支えられて成り立っていることに感謝しなくては、と思う。だから事故にはあわない。
うまくいってない時は、事故にあわないように、右見て左見てぶつからないよう慎重に歩かなければ、と頭では思っている。でも、具合が悪いので余裕がない。
どんな事情があろうとも、少なくとも今現在いっしょに暮らしているひとの命を縮める権利はわたしにはない、と自戒してきた。つもりだった。でも、すごく傷つけることを言ってしまった。言ったことはもう取り消せない。携帯メールでごめんなさいと書こうかと考えたが、そんな小手先のことでは済まない、どうしてそう言ったのか、自分の無意識と向き合うよりほかないと思う。
縁あって深くかかわった人に対して、いつも傷つけるようなことをしてしまう。こんなふうに生きていたら、地獄に落ちてもしかたあるまい。なんだって失敗を繰り返すのか。ちっとも成長していない。かなしい。消え入りたい。
どんよりとにび色のこころをかかえて、こんな日にはしごとがあって本当に救われる。とりあえず、電話をとったり、頼まれたことに追われたり、今日締め切りの報告書を書いたりしているうちに夕方になった。それでも終わらず、明日の出張準備のために2時間残業した。
家に帰るのに勇気がいったけど、帰ったら相手は寝ていた。子どもたちが食べたいというのでジャガイモとタマネギのみそ汁を作る。タマネギは古すぎて、目にしみず、こころにしみた。自分をもてあます。慎重に暮らそうと思う。世の中はおよそ地道なことの積み重ねで成り立っているんだから。地道がすきとかきらいとか、(きらいだけど)関係なく。。。