もちこたえよう

2006年2月4日
劇団Aの芝居を見に、Sホールに向かった。階段を上っていくと向こうからその人が降りてきた。声が聴きたい、顔が見たい、と夜な夜な思っているその人が、、、。
「あ、●●さん・・・」といって絶句した私に「こんにちは」といってへらへらと降りて行ってしまった。返して「こんにちは」とは言った。わたしも。映画のスローモーションのように。
デジャブー。この光景は前にも遭遇したことがある。4年前の春だった。大きな仕事を抱えた前日の夕刻に、地下街の階段を私は降りていた。だいたい準備もぬかりなく済み、ほっとして、明日を待つだけだわ、と思って退勤途上だった。そのとき階段を上ってきた彼に出くわしたのだ。別れて半年たった頃だった。向こうはそんなこと、もう覚えてもいないでしょうけど。
でも最後に会って2ヶ月たっていない今回はどうよ。
さらに、である。同じオトコに二度もこんな目に遭わされるってどうよ。それって?????

でも今日はなんとなく、遭遇するのではないかなあと思っていた。
だれと来ているかは向こうの問題であり、あたしの関知することではない。あたしはその人を独り占めする関係ではない。詮索すべきではない。でも、心が痛くなったのは告白する。カナシカッタテ゜ス・・・。

芝居のラストシーンはとても共感できて、美しかった。少し上の世代の演出家だけど、その美学はすごい!と思った。がんばりまっしょい。誇り高く、背筋を伸ばして生きていかなくちゃあねー。だから未練がましいことは書きたくないの。ほんとはね。

家の中はべつの意味で修羅場と化しています。こんなあたしと生活の面でつきあってくれる人もまあ壮大なボランティアのようなものだけど、途方に暮れる。同じ夢を見ることは、どうしたってできないとわかっているのに。違うものをみながら、どこまでやっていけるのでしょう。
人を傷つけること、哀しいことのみ多かりき。

職場も年度末、なかまが一人去り、二人去り、の状況で、底冷えがしてくる。さびしいよ。すごく。

でも、もちこたえよう。もちこたえられなくちゃあね、と思う。
 

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