こぼれ落ちる雪

2006年2月5日
朝家を出るとどこもかしこも、うっすらと砂糖菓子のような雪をかむっていた。心模様のように。あんまり美しいので、手でさわってみた。つべたかった。はかなかった。雪はさらさらと手のあいだからこぼれ落ちていった。
凍てつく空気に、でも春が近づいているのか、日ざしがまぶしかった。

昨夜は深酒をしてしまったようだ。家族が寝静まってから、飲んでいた。眠れなくなった。自分が思ったより、ズイブンカナシカッタンダ、と思った。アルコールに依存するという癖は治らない。

今日の仕事がハードなものでなくて、それで仕事があって幸いだった。人に恵まれて働ける幸せを思う。しごとが終わってから、Mさんにけっこう話をしてしまう。自分の依存について。めいわくだったかな。聞いてくれて、ありがとう。

ある日気がつくと足繁く通った温泉旅館は消え去り、更地になっていました。そういうことなのだろうか。わたしはほんとうに、失ったのだろうか。

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