だれだって荒野を歩いているじゃない道の途中でバッタリと縁

父の背中それはわたしの弱みだと不惑の年に知った冬の日

ひとり行くなかまと行くあなたと行く冬から春へにぎやかになる

ものさしが心にあればと思いおり近すぎぬよう離れぬように

“眠れぬ夜”あなたのせいで生まれた歌クリスマスプレゼントに歌う

歌よとどけ君の背骨にそう念じ歌い終わりて不意打ちのハグ

あなたをもう占めようなんて思わないたまに心の温泉に入れて

歩いていく同じ方角に歩いていく見つめあうより清しいきもちで

友だちのような恋人のような以上と以下をくるくるまわる

生きているつきぬける夏の日のごとどんどんあなたは侵入してくる

重なれば女であった困りました気に入られたい愛されたい ひゃあ

潮満ちてわたしはしょっぱくなりにけりあなたの海につながりたくて

あなたとつながったままワープしてとなりの星に落ちましたとさ

愛の歌今年は書くわと言ったらば笑ったなもう! 書いてみせる

抑えてるメール送ってレモンかじる月夜の晩にあなたがほしい

かぞくをもっていることがリスキー人のいのちをけずらずにすまない

帰宅して深夜にオニオンスープ煮るバランスを煮る玉ねぎしみる

「気をつけて帰ってね」というやさしさに境界線がしみて哀しき

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