3月31日の夜桜

2006年3月31日 お仕事
年度末最後の日で、退職する何人かのなかまのあいさつを聞きながら、しみじみした。親の介護という人、お店を開くという人、カラダをこわしたという人(これが一番切ないよ)、それぞれの個性ある人といっしょに働けたことに感謝した。あすのわが身、のような気もした。1年後、私はどういう選択をしているだろう。なんたって自分で選んでいくしかない。
(誇り高くありたいと昨日も書いたけど、たまるのは部屋のほこりばかりなり。)
この2年間いっしょに仕事をしてすごく助けられたほかの組織の女性とメールで、年度末の書類のやりとりを朝からしていた。彼女は異動になった。そうだ、いっしょに花見とごはんをと思い、誘った。年齢は5つぐらい下で、独身で、さびしがり屋、がんばり屋の人。
フレンチレストランでまったり話し、港のそばの川沿いで夜桜を楽しんだ。「やっぱりいっしょに見る人がいないとねえ」「そうだよねえ」「きれいねえ」と夜のお散歩。川面にかかる太い枝の先に花は満開。風が吹いて水面に波紋がうごめいている。妖艶さにため息。
知り合いのバーでまた飲んだ。小さなプレゼントをした。いろんな人に支えられてここまでやってきた。ありがとうと思う。
3月31日の、よい晩でした。

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