悲しみ尽くす・・・

久々に声のレッスンに行く。師匠は魔女のような人。ジャンルをこえていろんな面白いことをくわだてている。お茶目な性格が大好きだし、尊敬しているのでR。
からだをほぐし、声をいろいろ広げたあとに、最後にちょっとだけ、いまの課題曲「花」を歌う。
「出だし、もう少し明るく歌ったほうがいいですよ。メリハリがつかないと」といわれる。あー、おっしゃるとおり。でも、とめどなく暗く一色になってしまうのです。明るい気持ちっていったいどんなでした？　ってかんじで。。。

レッスンを終えて、近所の沖縄料理屋でゴーヤチャンプルー定食を食べる。
それから、近所の都立図書館へ。正確に言うと、図書館前のイチョウの巨木に逢いに行ったのである。黄色い無声映画のように葉っぱがはらはらと散っていた、あの日から4ヶ月半。新芽がさぞかしきれいだろうな、季節が変わったという事実をこの目で見るんだ、と思って。
思ったとおり、巨木は新しい装いになっていました。生命力。ふーっとため息をつきます。「またため息ついたね」と私はよく言われていました。。。だって、この世にはどうしたらいいかわからないことが多すぎる。
始まりは終わりで、終わりが始まりと、るるさんが書いていらしたけれども、本当にそう思います。
こんなことをしていては、いよいよ本格的なウツに入りそうです。いまは悲しみを悲しみ尽くしたい。そんな気持ち。

帰りに、夏向きの白いスカートを買った。シルエットがきれいだったので。エステの予約も入れました。
たそがれないで、がんばりましょう、とひそかに思うのです。