こもり日

夕方まで、家を一歩も出ず。
夜は友人の企画する小さなサロンに申し込んでいたので、ゲストトークを聞きに、彼女の新しい事務所も見たいと思って出かけた。前のごちゃごちゃした事務所で、あたしは前回心のバランスを崩したときに、カウンセラーでもある友人に話を聞いてもらって、ずいぶん救われた。

新しいところはひきこもりの若者の就労支援をしているけっこう有名な団体も入っている共同事務所なのであった。最近、スローに働ける場支えあえる場がもっともっと地域の中に点々とほしいよなー、と思う。何らかの障害をもっているということとか、シングルマザーであることとか（気持ちはシングルの人も含めたら）、もうマジョリティにせまる勢いなんじゃないだろうか。第一線でばりばり働いていたって、自律神経失調で休む一歩手前、みたいなところでみんなもちこたえて、かろうじて働いている。
こんなことは続かない。
世の中に本当に必要な場を創り出したいし、そのためのしくみをつくりたい。すみっこのほうでいいから。
と、具合の悪いこころとあたまでぼんやり考えている。

夕方、長女と「死ぬまでにしたい10のこと」をDVDで見た。「このタイトルは大げさすぎるんじゃないのー。眠くなっちゃったよ」と娘が言った。ほんと。でも「子どもたちを愛しているというなら、なんでほかの男の人のところに行くのかなー」と哀しそうにいう。「そう？　自分が生きて輝いていたってことを家族じゃない人にも憶えていてほしいからじゃないの」と答えたら、怪訝な顔をしていた。