定時でさっと帰って、子どもに「ごめんね、適当に食べて」と電話し、映画を観る。あさってまでと知って、今日しかないような気がして。ルコント監督の「親密すぎるうちあけ話」を観ました。
途中から空気が「仕立て屋の恋」になっており。。。好きでした。女優は「燈台守の恋」の彼女。燈台守よりいい味です。心を病んだ、ネジの一本はずれたような女の人として、愛らしかった。洒脱なユーモアも全編にあふれていましたよ。主人公のオトコが突然別人のように踊るシーンとか、コミカルで愉快でした。彼の元カノがまたいい女であった。
しかし、だれも脱がないのになんでこんなにエロティックなの? さわらないのにイク感覚です。抑制されたエロス、あたしは好きです。Mなのかもしんない。
(初めて性を意識したのは5歳のとき。通っていた歯医者のセンセイのヒゲに欲情、という概念は当時知らなかったが、この人に何かされたらと思って興奮したのを憶えています。)

このシアターで1年前、いっしよに「ダンシング・ハバナ」というラテンな映画を観たなあ、そのあと公園を歩いて野外レストランでカレーを食べてビールを飲んだなあ、という記憶が脳裡に映像として出てきたけれども、今週はなぜか安定しています。ほっ。元気でいてくれれば、うれしいよ。
少し上向いているかも知れません。

コメント

るな
るな
2006年7月13日10:20

抑制されたエロス いいですね^^
脱いだり直接的に触れ合ったりしないからこそ
そこに醸し出される隠微さというか。。。
秘めたるものをたたえたまなざしだけでも、充分官能に値しますよね^^
(どちらかというと、直裁的な表現や関係性より、抑制されたモノのほうが好きかも) 

映画、見たいなぁ
田舎じゃなかなか難しいけれど。。。

すいれん
やよ坊
2006年7月13日22:17

ありがと。るなさんと、なんかツボが合いますねぇ。きっとすぐレンタルになりますよ。るなさんのエネルギーにいつも敬服しております、です。日常をときどきずらさないと、生きていかれない。いえ、すでにずれてる、って声も聞こえそうですが。

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