恨めしや

2006年7月29日
「美しい人」を見ようと思ったのに、子どもにくっついてこられちゃったんで、それならと今日から封切の「ゲド戦記」を地元でみる。
なんだか声に魅せられる。岡田くんの声、倍賞千恵子の声、そしてああ吹雪ジュンだったのかぁ、なんて最後に、感激。ああいう、年とって色っぽくふしぎな雰囲気になっていく女優さん、好きなんだよね。

でも、じつは初めのほう、うとうと眠りに落ちていた。。。ゆうべも暑いのと想念が去らないのとで眠れなかったので。

いくら好きな人だって、その人のその人たるゆえんである虚を自分が埋められるかもなんて、思うのは不遜なことだ。そんなことはありえない。少し埋めてほしい、満たしてほしいというそぶりを、人はするでしょう。でも、それだってほんとうに本人が求めていることではなくて、しばし立体交差が交わりたいための誘いに過ぎないかも。虚が空いているということはその人にとって必要なことなんだから。埋めたい、って人が追いかけてきたら、ふつう人は逃げるでしょう。
あたしはそこまでもいかなかったけどね。
自分も似たもの同士だから、わかる。
でも、自分を受け入れてもらえなかったとなると、なんでさびしい存在だとか悪態つきたくなるんだろう。初めから「あなたの引力が」って言っていたんだから、わかっていたはずじゃない。
虚の中心には引力があることぐらい。。。
そういう人と人生をともにできるはずがない(でもそういうこと求めていたわけでもない)。こうして離れていることがあの人に役立っているのかもしれないし、ともに過ごしていたときは少しは満たすことができた。お互い様で。そういうことでしたでしょう。

そんなことをつらつら思ったのは、この夏の彼のアクティビティの告知をみて名前を見てしまったからだ。もうやめます。
こんなにしつこい性格ではなかったのに。恨めしいよ、自分が。

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