長い長い1日

2006年9月29日 恋愛
昨日。
レッスンに行って、美しいお弁当を買い、その足でその人の事務所へ直行する。日が高いうちに逢うのは初めてで、天気がいいのでちょっとまぶしい。いっしょにお弁当を食べる。
その人の事務所にはコンピュータ類のほかに絵を描く道具がたくさんある。豊かな子ども時代を過ごした人というのは人間の幹が太く健康にできている。人を信じる性質を持っている。
いまこんな仕事をしているんだよ、という話を聴くのも楽しい。あ、それあたしの仕事とこんなふうにリンクするわ、こんどこんなこといっしょにやりたいねー、などと話しているととまらない。
言葉はけして過剰じゃないけれども、メールでも必要なことを言い当てて、短くぴっと返してくる。ことばを選ぶセンスも好き。
たとえば、初めて性的興奮を体験したのは5歳のとき、という話をすると「おませさんだね」とか。。。ポッ。

私たちのあいだには美しいものをかたちにしていきたいという共通項が横たわっている。
なんたって「あなたの歌はけれん味がなくていいですね。もっと聴きたいです」っていうのが3回目に逢ったとき言われたことば。あたし、「けれん味」ってなんだったかと辞書引いちゃったよ。「媚び」とか、そういうことでした。

いろいろ作業を手伝って、かいがいしく片付けなんかもして、家では絶対にしないことをしているわたくし。。。ははは。笑っちゃうね。
夕刻になり、「もう燃料切れ」といって飲みに行く。ビール何杯飲んだかしら。むかしの私が写っているスクラップなど見てもらう。
それから夜のY公園を散歩。初めてゆっくり夜を過ごす。
「あなたが好き。大好き」と何度も言う。ちょっとまだぎこちないんですけど。
はー。抑制するエロスはいったいどこへ。。。羽が生えて飛んでいってしまった。
「あなたといると安心。想像していたよりずっとずっと安心。世界が広がって、刺激もあって、楽しい。いっしょにいろんなことをしていきたい」。
お互いにそんな感じというのが、あんまり言わなくてもわかる。
運命的な出会いというのは、あるのかもしれない。お互いの節目に出会ったのだと思う。1年前だったらこうはならなかったでしょう。
それでも、私は帰らなくてはならない。星空がうつろい、夜がふけていく。
「ごめんね、帰らなくちゃ」。くるしい。
「時間が解決するよ、きっと」
やさしくてくるしい。
「いままで、束縛するか、突き放すか、という人が多かった。その中間はないのかしらと思っていた。。。あなたはどう?」
「束縛しないけど、べたべたしちゃうかも」と言った。
はー。
あたしはこの先どうしていこう。

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