背筋

連日しごとで遅い。打合せで、世界的な大企業の本社に今日は出かけた。もうかっているオーラがなんともいえず。世の中の大半はワーキング・プアなのにもかかわらず?
うちの会社はもちこたえられるんだろうか、というつぶやきを同行のボスにもらす。だって、アブナイと思うことが毎日多すぎる。
ボスいわく「だから経営がだいじなんだよ。それができる人材を育てようと腐心してきたけど、なかなか人は思い通りにおいそれと育たないし。あなたももっとマネジメントにがんばってほしい」
無言でした。おっしゃることはわかりますが、私は経営なんていうことを楽しいと思わないタイプなの、よくご存知ではないですか。だから私に新しい仕事をどんどんさせてきたのではないですか。
進行管理しなくちゃならない山脈が何本かあって、ふーとため息。
そんなとき、かつての顧客から「会社を起こしました。人に信頼されることがすべてですから、人としてもスペシャリストとしても常に成長できるよう、精進しています」というメールをもらう。背筋を正されるような気がした。

あきらめたり、人や組織のせいにするのは簡単だ。でも、独立していく人はそんなこといっちゃいられない。自分のちからで、なんだってやるしかないのだ。