他人の目

2007年2月20日 日常
朝、近所の交差点で。
ちよっと若々しい感じの、でも若者は着ないような高級感のある身なりの男性が、主婦ふうの中年女性に向かっていとおしそうに手を振っていた。彼女は交差点を渡って離れていくのだが、渡り終えたところで振り返り、これまた熱い視線で手を振った。
Ah-。恋をしているんだわ。そう思った。

ときたま、そのようなシーンを目撃することがある。
昼下がりの駅のホームで、発車する車中の男性に向かって手を振り続ける女性とか・・・。
そのたび、はー、とか、じーん、とかなるんだよねえ。身に憶えのあることゆえ。

今日の圧巻は、健康診断に行ったところ、くだんの交差点の男性にまたもや会ってしまったことであった。もはや色気は失せ、診察室からズボンのベルトを締めなおしながら出てきたのであった。おー、まい、がっ。なんて名前なのかしら、と探偵のように思った。

ついでにもひとつ。
今日は初めて乳がんのマンモグラフィーなるものを体験した。
乳腺を掻き出します、とかいって、おんなの技師さんと共同作業みたいに格闘。「痛いでしょ。すみません」というのだが、べつに。顕微鏡みたいに圧迫される乳房。ないですから。ある人が痛いのでしょう、と職場に戻ってから話題に。
それより、ぺた、ぴた、と標本のように映写されるおっぱいのオブジェかな、とあたしは笑ってしまった。自分が生きているアートのような気がした。陳列されるほどのものじゃないけどね。

気になったことふたつめ。
レントゲン技師が「妊娠はしてませんよね」というのだ。ん?
「していませんか」となぜ言わないのだ。年齢をみていうのか。そんなら、何歳までは「している」可能性が世間的にはあるのだろう。あたしは世間的年齢に適合しなくても、妊娠はすると思う。いまは50代だって、生む時代なのにさぁ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索