安全な場

2007年3月4日
「ライファーズ」というインディペンデント映画をみた。
アメリカの、終身刑を受けた人々の生き直していく物語だった。
サンクチュアリ(安全な場)という字幕が繰り返し出てきた。
安全な場で、人々は語り、抱き合い、かけがえのない自分の存在を確認する。でも、安全な場は、その価値を欲する人々が努力してつくっていくことでしか成り立たない。
安全な場をつくれたときに、たくさんの物語が語られ、安心して語られ、人が生き直す第一歩に立てる、そんな瞬間を何度か見てきた。この世の中に、安全な場は、なんて貴重なことなのだろう。でも、それはつくれるんだよ。大きな声でそういいたい。おせっかいおばさんでいいよ、あたし。
自分を語ること、表現することは劇場ではなくて、日常でこそ濃くあるべきなのだ。
安全な場を、自分をゆるやかに解いていく場をつくるような仕事をしたい。強く思った。

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