お昼前、初対面の女性の家のアーティスティックなリビングで、次の仕事の打合せをしていた。話が途切れたところで携帯が鳴った。そのひとからだった。
「○○です」。絶句。「だいじょうぶなの? なんの病気」「心筋梗塞で」。ふるえが走った。
「妹は言わなかった?」「ただ緊急入院と」「でもだいじょうぶだから」「よかった」
それだけいうと、病院名を聞いて切った。

「どうしたんですか」と、仕事先の相手まで心配してくれた。
彼女の作品を病室に飾ったらほっとするような気がして、小さな1点を購入。

午後は職場に戻って、雑多なおしごとの山片付ける。あまりはかどらない。
今夜はたいせつな友人の舞台があるので、夕方ダッシュで隙間の時間を病院へ。集中治療室。身内の人しか入れない。「親戚の者です」という。だれにも会わないことを願って。
目と目が合った。うれしかった。病室でそばにいると、なんだかカゾクみたい。
「ずいぶん痛かったんだよ。手術しているときも」
それはそうでしょう。「少し休まないと。健康診断もちゃんと受けないと」
このひとを失ってしまうところだった。失わずに済んだ。
神さま、ありがとう。

コメント

れんげ
れんげ
2007年4月29日0:28

よかったです。
連絡をもらえて、失わなくて。
やよ坊さんのあたたかさがあればこそ、でしょう。きっと。
私は冷たい人間なので、もしものときも連絡はないだろうと思っています。そういうふうに思っていることは相手には伝わっているでしょう。
ともあれ、きっとすぐに回復されるでしょう。お大事にね。

la vie en rose
la vie en rose
2007年4月29日1:42

本当によかったですね。
失わずに済んだ・・本当によかった。

共に過ごす時間が多くなればなるほど
いろんなことに直面するのでしょう。
お二人の絆がますます強くなりますね。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索