「やわらかい手」

という、年末から話題のロードショーを見に行った。
60歳を越えた女優マリアンヌ・フェイスフルはラブリーでいい味を出していた。
お金のために性産業で働くことになるのだが、その仕事は手で射精させること。お互いに顔も見ることなく自販機のようにコインを入れられると壁の向こうからペニスが出てくるというシステムにびつくり。が「ジャパニーズのシステムなんだ。これを取り入れてるのはうちだけ」とオーナーがブロークンな英語で自慢するのに二度びっくり。
そんで、売れっ子になりすぎて腱鞘炎ならぬ「ペニス肘」になってしまう。大変な仕事だなあ。でもなんかユーモラス。

全体にあまりにもピュアな作品であった。もすこしユーモアと、ひねりやくふうがあってもいいんじゃあ、なんていうのはうがった見方でしょうか。でも、映画評も「まれにみるヒューマ二ズム」って感じで、いまひとつ深みに欠けるのはシーンのつくり方のせいだと思われた。うーん。残念。

駅のホームで待ち合わせしたもうふが「歩き方で（わかったよ）」といった。
踊るように階段を降りてきたのだと。
そーなんでしょうか。

見終わってタイ料理屋で新年のカンパイした。
そのあと苦労して入ったコーヒーの店でカウンターに各種ボトルが並んでいるので、「飲めるのかしら」といったら「具合が悪いので帰りたい」と言った。顔が白かった。
心配です。。。
血圧なのか、心臓なのか、単に風邪なのか。わからない。
「仕事で。睡眠不足で」といった。
ペースダウンしてほしいのだけれど。
とりあえず、自分から変えなきゃ。いのち縮めないでください。
もうこのひとにおしごと頼むのはやめようと思う。

今年、だいじょうぶなんだろうか。
失いたくない。
みんなの健康を祈ります。