広域災害避難場所

土曜日。ある人に話をきく。
いろんなことをギブアップしたり、やめちゃったり、ひきこもったり、ウツになったりしてなんとかかんとかやっている、そのプロセスといま思うことを聴く。

派遣で働き始めたとき、ある工場でどうにもたちゆかなくなって1ヶ月でやめたという。それは自分自身から浮いていると感じたから、というのをきいて、少し前あたしもそう書いたじゃん!と気づいた。
いま、世間からまっとうな世界だと思われている場が(職場とか学校とか)牢獄のようなことになっていて、そうではない場を求めて
若い人たちがカルトとか右翼とかアートとか寄せ場とか(すごい並列ですみません)に行くようだ。

自分、過剰適応なのかもしれない。ワーカーホリックかも。
ウツで休んでた同僚に、全然同情できなかったし、「もともと仕事してもいなかったのに、ぜいたくな人」と思ったし。派遣社員が代わりに来て、「すごい活気が出た。しごとできる」と思ったし。そう思うのはあたしだけじゃなくて、ほぼ職場の80パーセントの人はそう思っていると思う。
ビョーキだわ、あたし。

そのあと。
もうふと夜桜を見て、ビストロでご飯食べて、
帰って部屋で飲んで、よもやまばなしして
寝た。
帰る時間を気にしなくてよかったので、やすらいだ。

朝起きて、コーヒーを入れてくれた。
また、川沿いを散歩した。岸壁コンクリートの裂け目から
出ている木があって、そこにも見事な花が咲いていた。

このひとと過ごす時間と空間が必要だ。
自分自身に帰るために。
そうしてやっともちこたえているって。
広域災害避難場所。ごく個人的な?