4月6日の日記

2008年4月6日 友達
病に倒れた友のお見舞いに遠路出かける。
だんなさんに初めて逢った。なるほど、ひょうひょうとした人だった。
もう返答ができなかった。彼女と過ごした10年近くの濃密な時間が、どっと押し寄せてきた。
まにあってよかった、という気持ちと、誤診をした医療への怒りと、感謝とかなしみと。

○十年前に、夜中酔ってアパートに帰ったら電気がついていて彼女がいたのだと言った。それで結婚したのだと。あー、むかしから行動力があったのね、と。
趣味がちがうので子育て以外ほとんど行動はともにしなかったが、だからといって偽装でもなく、もう意識のなくなったいまが蜜月のようでもあった。
彼は必要なことを淡々と話し、ひょうひょうと面白いことを言い、必要な運転をしてくれた。
あたしはどんなに世話になったかを話した。

唯一見舞いに来ているべつの友人に電話。
「しんどかったでしょ」といわれ、
帰りの長い車中で、涙とまらない。
かなしくてビール、飲み続ける。

この一年で「人生は有限」を感じさせる親しい人、4人目。
みなそろって50代であった。
これからどうしていこう。

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