つかる夜

2008年12月13日 日常
お風呂につかって、考えました。

これから、新しいことを始めたらこの人といっしょにやっていきたい、
いろいろ教わりたいと思う人がいる。たいへんな人生の先輩だ。
昔の栄光をたくさん持っている人なのに、その頃の話を聞こうとすると
「昔はよかった、という話はいやなんですよ。そういうのはしないんだ。
いまが大事でしょう」と若々しい表情で言った。

その人に会ったのは冷たい雨の降るその晩がまだ2度目であった。
それなのにすっかり魅了されてしまった。
後進を育てる名人でもある。その人はきっと死ぬまでそうやって、
自分にしかできない役目をまっとうされることだろう。

その先輩に会った翌日、心が洗われたようで、うれしくて
お礼のハガキを書いた。

私は人を育てるのは子どもも含めて大の苦手だけれど、
こつこつと自分の好きなことを通して、人をつなげていくことは
やっていきたいのだと思う。

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