歩いた

2009年4月11日 恋愛
急に初夏★
隣の駅までこどもの皮膚科のクスリをとりにいったついでに、ふと思いついて
もうふの部屋まで歩いてみることにした。
すぐそのさきにある高校まで、ご家族が30分かけて歩きでかよっていたと聞いたことがあったので。
車や電車ではぐるっと中心部を通っていつも行き来してるけれど
なあんだ、直線なら近いんだ。隣町から坂を上って下ったら、彼の町の近くに出た。家から1時間あれば歩ける。
知らなかった。びっくりだ。うれしくなる。
たとえ天変地異がおこって電車やバスが止まっても、
歩いていける、自転車もいいな、なんて考えてる自分、おかしい。

途中の古い商店街も楽しかった。
スーパーで空豆を買っていって、「もーすぐつくよ」とメールして
部屋でしごとをしているひとと ビールを飲んだ。
それから川沿いに少しさんぽした。桜が川面に散って美しかった。
部屋に帰ってしごとするひとの背中みながら、あたしは寝入ってしまった。

眼が覚めて、まだしごとしていたので、きのう買った夏石鈴子の文庫『バイブを買いに』をベッドで読んでいたら、じんとして泣いた。
ベッドで読むのにぴったりな短編集です。
月曜から金曜までいっしょに暮らす恋人が土日は妻子のいる家に帰る。
そのひとと別れるものがたり。
他にもいろんな短編がどれもよかった。

読み終わったら夕方がきて、
「ぼくも休憩しよう」といって こんどはもうふが寝てしまった。
おやすみ、と額にキスして部屋を抜け出した。


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