じわーん

きのうはおまつりに出かけて、酔っ払いになる。
移動写真屋のお兄さんが撮っていたので「おねがい」した。
ツーショットは初めてだ。「ちょっとお待ちを」ってプリントしてくれたのを見て、
こんな楽しそうなのか、あたしたち、ってびっくりした。

それから、女性っぽいおじいがやっているもうふの行きつけの飲み屋へ。
あとからひとりで「試合の帰り」といって入ってきた体育会系女性に「あなたたち、いいわねぇ。こんなふうにあたしもデートしたいよ。会えば筋トレする仲なんだよー」といったので笑った。「彼女、かわいいね」って何回も言われたのでまいった。そしたら「いや、案外強い人なんですよ・・・」ともうふが反論していたのがおかしかしった。
べろべろになるまで飲んで、深夜徘徊して、転んであざをつくった。

朝起きてもうふのことを思い出すと、からだがじわーんとしてきた。
だめだ。
あたしのからだの中心はなにでできているのだろう。
ぎゅっとつまった大木の年輪の中心? 大きな木の中にある空洞?
あの人のあったかさが空洞に陽だまりをつくってくれているのかな。
毎日べたべたしたい。あいたい。
でもそう思えるのも、いっしょに住んでないからかもしれない。