夢見

昨夜。金曜。
お花屋さんで小さなシクラメンを買っていく。
窓辺に置いてみたらピッタリのサイズで、ピンクのつぼみがたくさん。。。
なんだか継がれるエネルギーを感じた。あたたかいかんじ。
この前買って行った水仙はなんとドライになるまでいかされて、
ついに美しく写真に撮られてもうふのシンプルなサイトにあがっていたっけさあ。

家には花なんか買って帰ったことがない。
ちょっと胸痛むが、しゃあない。

早朝。4時半ごろ、目が覚めてしまう。ここのところ、この部屋ではそうなんだ。
うとうとして
「夢を見たよ」という。
「どんな」
「早く起きて、片づけをしなさーい　って言われるの」
「は? 言われたいの?」
「どうかな。トラウマかな」
「あたしは　ああしろこうしろとか　言わないわよ。
オクサンだったらいうかな?」
「ふふん」
「いや、やっぱり言わないな。人とスペースを共有するのはやっかい・・・」

低い声でぼそぼそと話しているのだけど、そのときはどってことないけど
あとからこたえる。
相手はなんと思っているのか・・・わからない。
あきらめただろうとはいえ、感情はうつろうものだ。

生理痛がするので、うーと背中を丸めて寝ていた。
相似形になって。あたしが内側で。
呼吸の数と脈拍の数を数えた。
太ももがいつもあったかくてきもちがいいんだ。
息をするたびに、もうふのおなかが出たり引っ込んだりした。
それがとてもいとしかった。
この体温を失う日が来るのかな、と先取り不安に襲われた。
そんなことになったら、生きていられないだろう自分をおもう。
こうしていられるときが貴重なことで。

朝のコーヒーを入れてくれた。
そして帰った。

あたしは好きな人を幸せにすることができない。ううん、
幸せにするのは、だれだって、いつだって自分だ。わかってる。
だげど。