海辺の町で

2010年8月16日 恋愛
海辺の美術館に行く。
たんのうして、テラスで当地のビールを飲む。
バスに乗って駅へ。
この前春来た時に入った海辺の町の居酒屋は3時ごろからやっていた。

先日あたしが誘って行った野外コンサートで彼はむかしむかしの友だちに会って
にわかに青春を思い出したようだ。
あるライブハウスが今月で閉店するのだという話をいつもしている。
「どんな人たちがたむろしていたの?」
あたしは子守唄のような話をきく。
「当時の店はAとBとCとあってさあ。それぞれこうちがったんだよ」とか。
それで話は高校時代にワープして。
片思いだった彼女が退学になり、10年後に吉祥寺のライブハウスで再会したという話になり。
彼を10年もとりこにしたという少女、美術室でひざに乗って来たという少女に
あたしはいつになくちょっと嫉妬した。

青春の思い出はだれにとってもほろりとする。
あたしは聴くだけで、話さない。
それでもいいと思う。
でもときどき、あたしがこんなにあなたのことを脳裡に刻んでいるのに
あたしのことを何も知らないでしょう、と思ったりもする。
でもその考えは愚かだと思う。
あたしはあたしの趣味で子守唄を聴いているだけなんだから。


夜中に帰宅して
こどもとたたかう。
現実はなんて体力がいることか。

朝早くおきてテキストをひろげる。
仕事に行く。
帰って来て、テキストをひろげる。
地味ぃな夏がゆく。

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