かわいい

きのう、久しぶりにマスターの店に行く。お客ちっとも来ない。
帰りがけにY子さんと新しい彼氏がやってきた。
オクサンてあたしのことを呼ぶ。
で、「すごく年下なんでしょう」だって。ふふふ。
そうでもないんですけどねー。ひみつにしとく。
マスターがごはんが余ったといって詰めてもたしてくれる。
「えっ、わるいよー。こんどおかえしするねー」と言ってたら
その２人組に「かわいい」といわれてあせる。
この前初めて来た年下の兄ちゃんにもいわれた。
まったくなあ。
人のことなんだとおもっているのか。。。

部屋に帰ったら商売用のスケッチプックをみせてくれた。
いろんな人に見せるのだろうに、
あたしだとひと目でわかるスケッチが一番初めのページに描いてあった。
すっきりした顔に描いてくれ、うれしかった。

朝、起きたらなんと9時半。
うだうだと朝の時間をベッドのなかで過ごすのが好きだ。
おしゃべりしたりあいしあったりまた少しねむったり
｢夢みたー」なんていう。
「グーグルが自動で走る自動車をつくっているんだよ。ストリートビューをいかして」というのでなんやら信憑性のある夢だなあと思ったら
それは現実の話であった。

あの人のおなかが引っ込んだりふくらんだりするので
「なにしてるの」ときいたら「感じてるの」ときた。
ほんとうにかわいいのは女ではなくて男だと思う。

目ざめのコーヒーを入れてくれ
それから
桜のはっぱの赤や黄色をひろいながら、写真をとりながら
川沿いをずいぶんあるいて
途中の橋のたもとで「じゃあね」と別れた。