見極めるすべがほしい

今年は桜咲く前に毎年かかる「桜ウツ」にならないで
忙しく過ぎるのかしらと思っていたら
ここにきてかなりウツである。

職場では今どこもそうだと思うけど、非常時として発生していることの対応にみんな追われてカリカリしているし
お客さんも色々なことを言ってくる。
みんな精神不安定。
だから自分はなんとかもちこたえなくちゃっていうのがぐったりする要因と思う。
節電で寒いのもこたえる。
さっさと帰って足湯をして寝てしまったり、
かと思うと同僚と「いやな世の中だね」と飲みすぎたり。
ナニヤッテンダカ。

じゃんじゃかとお悩みメールを送ってくるお客さんもいる。
カウンセラーじゃないので、ってそれは相手もわかっているのに
話す人がいないのかもしれない。
返事まったくしないわけにもいかず、どうしましょう
この人はやっぱり病気の状態だと思いますけど、そんなこと言う立場じゃないし
対応によっては変なことを言ってしまって被害を人に与えては困るし
なんて上司と相談したりできるのがせめてもだ。
「あまり個人的な相談に乗る関係にならないように」
というアドバイスはお互いの安心のために正しいとは思う。

だけど、そういってるそばからまた違う人から違うメールがやってきて
こんどはどうしましょ。
自分にできることをやるしかないですが。
その「できること、できないこと」の見極めが案外むつかしくて、
プチこもって休日は心理系の本を読んだりもしている。外に出ずに。
自分にできることの線を模索しているのかな。限界を超えないように。
そういう目的?をもって本を読むとすらすら言葉が入ってくる。
腑に落ちてくるからふしぎだ。

引き継ぎ書も作らなくてはなのに
取引先からいろんなリクエストが押し寄せ、細かい決算や報告書にも追われてる。

桜はまだ咲かない。
何日か前も川沿いをいっしょに夕暮れさんぽした。
韓国屋台みたいな店に寄った。
頼まなくてもおばさんが韓国式に水キムチや干しタ゛ラのスープをふるまってくれた。
そこでまたくらっと揺れた。
隣で飲んでいた男性が
「同級生が消防士で昨日福島へ応援に行ったんだけどもうやれることがないってよ」と言った。
ああ、どうなっちゃうのかな。

「ゆっくり逢いたいね」っていうのがぜいたくなことのような。
でも、ゆっくり逢いたいです。