きのうはもうふとジャズを聴きに行き
今日はひとりで日頃お世話になっている方の小さな朗読会に行く。
語りの世界に入れない、心の中の波風。

スタイルがちがうとか合うとか、そういうことでもなく
だれといっしょになってもおんなじだよ、と結局は思う。
ケッコンとか、夫婦ということ自体が苦手で、合わないんだ。

だれの期待にもこたえられない。
なすすべなし。

「人生は旅に似たりと申します」ということばのついた寅の写真を
かべに貼っている。
「死んだら、立派な人間だったと言われたいと思って生きるとつらいですけど、アイツはどうしようもなかったと思われると楽ですよ」と渥美清はいっていたそうだ。

もうふのことをあたしは好きだけど
どうしようもない人だとも思っている。
彼を愛した女の人はみんなそう思うのだと思う。
あたしを愛してくれた人もまた、一人残らず「どうしようもない女だった」と
思うにちがいない。
そんなところさえあたしたちはもうどうしようもなく、似た者同士だ。

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